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偶然性

先日、作業しながらUstreamでこれ聞いてたら「作品に偶然性をもたせる」ことが話題に挙っていた。プログラムの乱数を使うことで思いもよらない事象が…ていうのは自分にとっても割と身近な事なので興味深く拝聴していたら、「撮影にも偶然性は充分ある」みたいな発言(だいぶ曖昧)を聞いて、ものすごく目から鱗的な何かがでた。

ある程度コントロール可能な偶然性をもたせることが出来るというのはプログラムを使う大きな理由だと思うし、僕自身もそういう思考で作るのが好きだ。ただ、偶発的な事象を起こすことができるのはプログラムや乱数だけじゃないってことにハっとさせられた。いつしか無意識に固定観念みたいなものができあがってしまってたのかな…。

「ここの値は乱数で」とかと同じ様に、「これは当日の天気で」とかって感じなのかな。
マウスの位置を最大値にみたいな調整も、水流したり、風吹かしたりいくらでもできるだろうし。(そんな単純な事ではないと思うけど…)

こうやって書くと至極当たり前の事の様な気がするけど、現実世界や自然現象の方が偶発的な事や、インタラクティブな関係性ばかりなんじゃないかと改めて考えるきっかけになった。
今後も大切に考えていきたいです。